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ソナチネ

Tempalayソナチネ

Tempalay_ソナチネ


言わずと知れたドラマ”サ道”のエンディングテーマです。


不協和音を絡めたようなサイケデリックなイントロから、


サビの綺麗なメロディーライン


全体を通してなんだか懐かしいような、寂しいような雰囲気の曲です。


歌詞に込められた死生観も・・・


そしてMVがまたいい!


深いショートムービーです。




解釈は人それぞれ分かれて、賛否両論あるようですが。


ネタバレなので解説は下に白字で書いておきますね。

そしてやはりこの曲をエンディングに選んだ サ道 は 神ドラマ ですね(笑)


<<解説>>
いじめや暴力という嫌な現実に囲まれた小学生が、自分の存在価値を求めた結果、
夏の自由研究で選んだテーマは宇宙への旅(逃避行為)。

もともと自由研究で奨励賞をもらうような優秀な子で、創造を膨らませた結果、銃の力で宇宙へ行けると計画した。(設計図に”人は死んだら宇宙になる”と記述)
設計図を元に買い出しリストを作成し、材料の買い出しへ行く。

夏休み終了まであと約10日、銃を持ったおじさんと出会い、設計図をみせて協力してもらい、本格的に銃の制作へ。

夏休み最終日(8/31)ついに銃が完成。
砂浜へ行き、以前におじさんが捨てた銃弾を砂浜から拾う。
少年にとっては形も似ているので銃弾がロケットに見えて、「これで宇宙へ行ける!」

海の中へ歩いていき、優しい笑顔で遠くを見つめて自分のこめかみに銃を当てて、倒れる。

その後の世界からはいじめや暴力は無くなり、荒れていたおじさんにも子供が生まれて幸せにあふれた世界になっている描写。

最後のおじいちゃんが読んでいた新聞の見出しに「小学生男児夏休みの自由研究で銃を密造」の文字

※おそらく新聞の見出しからして、実際に銃は発砲できなかった。(10日間も砂浜に埋もれていた銃弾は潮の満ち引きにより水没していたと思われる)
いじめや暴力がなくなった世界描写は少年の希望を込めた走馬灯のようなものだったのではないか…

少年の純粋な心と無慈悲な現実の対比が、全体を通してレトロな青い色で描かれている。
結果的に少年は宇宙へ行くことも出来ず、現実の問題も何一つも解決しないという、バッドエンドまではいかないまでも皮肉なストーリー性のショートムービーになっている。

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